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Boring processing
-ボーリング加工-

ボーリング加工とは
ボーリング加工とは既存の穴を広げたり、穴の精度を高める加工手段です。
マシニングセンタではエンドミルを使用して円弧切削を行い、指定した径の穴を切削することは可能ですが、ボールねじ駆動の機械ではバックラッシュが発生し穴の真円が出しにくい傾向があります。それに対して、ボーリング加工はデーブルは動かさず、工具の偏心量を徐々に大きくして穴を広げるので、真円度が出し易い加工方法です。
ボーリング加工のメリット
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穴の真円を確実に加工することができる。
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リーマ加工と違い下穴の真直度の影響を受けにくい。
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微妙な径の調節が可能。
ボーリング加工のデメリット
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穴の径を拡大することはできるが、穴自体をあけることはできない。
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径の調整がしやすい反面、調整ミスに注意が必要。
ボーリング加工に向いている加工
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H7公差など真円度が必要な穴
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材料の寸法に対して内径の比率が大きく肉が薄い箇所の加工
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加工対応寸法
内径 Φ14~200
材質 焼き入れ材以外の材質

円弧切削では真円が困難な箇所にも対応します
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ボールねじ駆動の機械や経年劣化している機械では進行方向軸が反転する3時6時9時12時箇所にバックラッシュが起きます。そのため円弧切削では真円の維持が困難になります。

写真上:円弧加工
写真下:ボーリング加工

Φ37mm L90mm

乞うご期待
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