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執筆者の写真ss kariyama

ワイヤーカットの後処理

更新日:2020年10月23日



ワイヤーカット 錆び落とし 除錆 比較
ワイヤーカット加工後の除錆処理比較
すべての加工品に酸処理・防錆処理

ワイヤーカットで加工したすべての加工品1つ1つを酸処理と防錆の処理を施しています。(変色する恐れのある真鍮などについては見送り)

ワイヤーカット加工後は加工面にスラッジが付着します。特に1stカットのみの場合は表面へスラッジの付着し、黒くなります。

せっかくの精度も見栄えで印象が変わってしまう

弊社の設備では1stカット後の表面粗は15μm、2ndカットで12μm、3rdカットで5μm、4thカットで3μmが目安となっています。(板厚などの条件により誤差あり)

特に1stカットでは強い電力で切断するため多くのスラッジが発生し、面に付着しやすいため、水で軽くすすぐ程度ではなかなか落ちません。

2nd,3rdと加工回数を重ねると汚れは目立ちにくくなります。

ワイヤーカットの性質上、加工回数を増やせば表面はきれいになりますが

それにあわせて加工コストも増加してしまいます。

精度を維持した加工品であっても見栄えひとつが悪くなることで

「ワイヤーカットすると汚くなる」というイメージがついてしまいます。



ワイヤーカット 1stカット

錆びにくいステンレスの場合

一般的に錆に強いとされている、ステンレスですが

1stカットでの加工後は下の写真のようになります。

ステンレス 面 ワイヤーカット
ステンレス材のワイヤーカット
使用製品

リン酸を主成分としており塩酸や硝酸と比較して人体や金属への影響は少ないです。

除錆処理を施した後は水置換性防錆剤で防錆処理を行い、錆の再発を起こしにくくします。


この防錆の効果は1ヶ月程度が目安です。


ワイヤーカットサンプルページ

 

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カリ山製作所

大阪府大東市御領1-1-1

TEL:072-874-6358

FAX:072-874-6385

 
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